日本マレーシア倶楽部懇親会開催

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2016年6月懇親会

恒例の日本マレーシア倶楽部懇親会が、6月9日(木)午後6時よりコートヤード・マリオット銀座東武ホテル2階「芙蓉」で開催されました。
梅雨入り間もない当日ではありましたが、42名ものご参加をいただいた会場は、笑顔と活気に溢れ、梅雨空がどこかに失せたような素晴らしい集まりになりました。

もはや名司会者との呼び声も高い大川善輝理事の軽妙洒脱な進行により、第一部は講演会、第二部は懇親パーティーの構成で執り行われました。

軽妙洒脱な司会の大川氏による開会宣言

軽妙洒脱な司会の大川氏による開会宣言

第一部は、栗山昌子氏に「私の国際交流」をテーマに講演をしていただきました。

栗山昌子氏は、1985年から1987年に亘り、駐マレーシア大使として活躍されその後、外務次官、駐アメリカ合衆国大使を歴任された栗山尚一氏の令夫人です。学生時代から国際交流の重要性に着目され、大使夫人となってからも豊富な海外経験を基に国際貢献や社会貢献をされてきました。著書には「マレーシアの魅力 ― 人の心の温かい国」(サイマル出版会)などがあり、1988年には、日マの友好親善に貢献された功績を称えられ、マレーシア国王より「カサトーリア・マンクー・ネガラ勲章」が授与されました。

講演する栗山昌子氏

講演する栗山昌子氏

 

栗山氏は冒頭、国を超えての貢献活動には相手国の文化や習慣を理解することが極めて重要であるとした上で、ご自身が体験し実施した国際交流についてのお話しをされました。講演直後に、当倶楽部町田会長が感想を記されましたが、正に受講者の感想を代弁するものだと思いますので以下に引用させていただきます。
「大使夫人として米国 そしてマレーシアで生活されたわけでありますが、大使が国家を代表する公的な立場で精力的に外交を展開されるなか、これとは別にある意味草の根の真心のこもった交流をされてこられました。国の制度、慣習、文化などが違っても、あるいは過去に悲しい歴史が横たわっていてもそういったものを乗り越えて、まごころを以って相互理解に努めることの重要性についてご経験を踏まえてお話しいただきました。世の中の仕組みがおおむね男性社会を中心に作られてきた歴史がありますが、女性目線で世の中を観ることの重要性を感じました。世の中半分は女性。専業主婦もよし、働くもよし。働きたい人にはきちんと政府が環境を整備することがもとめられている。女性が働けばその分税収は増えるはず。それぞれの価値観に従って自由に生き方を選べばよい。政府はその為の万全の手助けをすべし。講演を拝聴してそんなことを考えました」

講演に聞き入る参加者の皆さん

講演に聞き入る参加者の皆さん

第二部は、町田博淳理事長の挨拶とスライド(寺倉氏作成)を使った当倶楽部の簡単な活動報告と活動計画の紹介のあと、こよなくマレーシアを愛する南 良隆 氏による乾杯のご発声でいよいよ懇親会が始まりました。

日馬クラブ懇親会

町田理事長によるご挨拶と活動報告・活動計画

 

日馬クラブ懇親会

南 良隆氏による乾杯のご発声で懇親会がスタート

栗山氏の講演で一体感が高まったこともあり、会場は和気藹藹、笑顔と楽しい会話が行き交う愉快な懇親の場になりました。

日馬クラブ懇親会

楽しい会話が弾みます

ご来賓のFadhli氏(愛媛大学大学院生)のほか、初参加や、新会員の方々も数多く参加されましたので、それぞれの方々から短いスピーチをしていただきました。

いずれも楽しくユーモアあふれるスピーチで、一層和やかで親密な雰囲気が加わった為か、ほとんどの参加者が終了時刻まで楽しんでいらっしゃったことが印象的でした。

日馬クラブ懇親会

お開きになるまで笑顔が絶えませんでした(中央左はご来賓Fadhli氏・右は栗山昌子氏)

締めくくりは、万歳は「手のひらを前面に出すと”お手上げ・降参”なので、あくまで”心=心臓を恭しく上に捧げる”」のが正統派の万歳である。具体的には、左足を出しながら手をまっすぐ上に挙げて自分の気持ちを捧げて行うという“正統派万歳方式”による万歳三唱でした。

日馬クラブ懇親会

“正統派万歳方式”実践者の西田理事のリードで万歳三唱!

 

日馬クラブ懇親会

みなさん揃って“正統派万歳方式”でバンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!

気が付くと、笑顔、笑顔の懇親会の時間はあっという間に経過。予定時間を30分程過ぎた午後9時にお開きとなりました。

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日本マレーシア倶楽部の特徴

当倶楽部は、 日本とマレーシアの友好親善を推進することを旨として有益な情報やイベントに参加できる機会を提供する個人参加が基本の宗教や信条を問わない不偏不党を基本とした会員一人一人の意志と善意に基づく団体です。
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