アジア学生文化協会日本語コース スピーチコンテスト開催

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私たち日本マレーシア倶楽部は、日マ両国の絆を維持し可能ならばそれを強めて行きたいと常々考えています。マレーシアには、留学先として日本を選んでくれた若者たちが少なからず存在しており、彼らを支援することは、目的に適った支援策と認識しています。

公益財団法人 アジア学生文化協会が実施している日本語スピーチコンテストへの支援は、これに合致する当倶楽部の活動として位置付けています。具体的な支援策としては、コンテストの1位から3位までの入賞者に副賞としてAmazonのギフト券を贈呈しています。
このたび、2021年度日本語スピーチコンテストが3月11日(金)9:30から開催されましたのでそのレポートをお届けいたします。

日本語スピーチコンテストレポート

一昨年から続くコロナ禍のためスピーチコンテストは、昨年に続きZoomによるオンラインという形で実施されました。コンテスト参加学生は、本国や学校外のウェブカメラの前でスピーチし、それを配信、その他の学生は、オンライン視聴するという形をとりました。

コンテストは、昨年10月より初級(J2)、中級(J1)と習熟度に応じて2つのグループにクラス分けされており、この半年間の成果をそれぞれのグループ内で競い合いました。

入賞者の選考は、教員が審査員となり自分の担当するクラス以外の参加者を採点してそれぞれのクラスの上位3位を決定します。それに加えて、参加学生が自分以外の参加者を採点して決める学生賞(J1クラスとJ2クラスそれぞれ1人)を設定しています。

今回のコンテスト参加者数は、J2:9名、J1:15名で総勢24名でした。
参加者の国籍は、マレーシアが多数を占めましたが、トルコ、ロシア、インドネシアからも参加しました。

スピーチのタイトルは、「私の国」「一億円をもらったら、どう使う?」「清潔にすることの必要性」「勉強に対する姿勢」「何でもまあまあな私」など日常生活で感じたこと、自分の夢や体験談、文化の違い、苦労話など多岐にわたった興味深い内容のスピーチでした。
更に、彼らの日本語能力の高さにも驚かされました。

スピーチコンテスト結果
スピーチコンテスト各クラスの受賞者名、国籍、スピーチタイトルは次の通りです。

J2クラス
1位:NG SING YI(マレーシア、1億円をもらったら、どう使う?)
2位:CHAI MIN HAN(マレーシア、夢)
3位:LOW JOEY(マレーシア歌い手について)
学生賞:KEE JIA CHENG(マレーシア、私の大好きなキャンプ)

J1クラス
1位:TEH SONG YI(マレーシア、勉強に対する姿勢)
2位:ADRIAN LIEW TEK HAU(マレーシア、N2受験の経験)
3位:LIM DE WEI(マレーシア、清潔にすることの必要性)
学生賞:NG ZI YIN(マレーシア、何でもまあまあな私)

コンテストに参加した学生達は、コロナ禍の中にあって、いろいろな制約を受けつつ日本語を学んできました。アジア学生文化協会に在籍はしたものの、結局日本に入国出来ずにオンライン授業で修了して日本の大学や専門学校に進学していく学生たちも大勢存在します。

このような状況の中でも、日本を目指して日本で学びたい、キャリア形成したいという熱意をもってスピーチコンテストに臨んだ学生たちの並々ならぬ日本語習得に対する努力を称えたいと思います。
また、このスピーチコンテストの開催に漕ぎつけた教職員の方々、事務局の方々、関係者の方々に拍手をお送りしたいと思います。

スピーチコンテス出席者のオンライン画像の一部 臼井副理事長(左最上段)、清水理事(左最上段2番目)も視聴参加
J1クラス第1位 TEH SONG YIさん
J2クラス第1位 NG SING YIさん
講評を述べるアジア学生文化協会 日本語コース校長 白石勝己氏

<おことわり>
このレポートに掲載した写真はZoom映像から切り取ったものである為、画像が不鮮明な点をご容赦ください。

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日本マレーシア倶楽部の特徴

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