クアラルンプール通信

いつの日かゴミひとつないKLに
1年のうち200日以上はマレーシアで暮らしていますが、“たまには海外に”というわけで、爆弾騒ぎも冷めやらぬバンコクに3泊4日のゴルフ旅行に行ってきました。会社の元同僚たちが計画したツアーに便乗したわけですが、ゴルフ2ラウンドと旨い料理やタイマッサージを堪能する事ができました。
20年近く前、マレーシア駐在時代に仕事で何回かタイを訪れましたが、今回驚くような変化を目にしました。
ビルや道路など、街の様子が随分綺麗になっているのです。
以前はゴルフ場に行く道すがらビニール袋や空の容器がそこらじゅうに散らかっていたのですが、ゴミらしいものが見あたらないのです。全くゼロというわけではありませんが、道路脇にもほとんど物が落ちていません。経済発展のおかげで、生活が豊かになり街をきれいにするという余裕が出てきたものと思われます。
ひるがえって、KLでは未だいたるところにゴミが散乱しています。薄汚くなっているビルも多く、築後7,8年の我が家の窓も土埃で汚れています。巨大ショッピングモールのミッドバレーにある多数のエスカレーターも必ずと言っていいほど止まっているものがあります。
今回もバンコクに出かける前に止まっていたものが1週間経っても止まったままでした。
この国は“作ってしまえばお仕舞い”という考え方のようで、汚れたらきれいにするとか正常に維持稼働させることに努力する気が無いのでしょうか。
一人あたりのGDPはタイよりマレーシアの方が大きいと思いますが、掃き清める教えは仏教にはあっても、イスラム教にはないのでしょうか。
ゴミを見つけるのが難しいくらい綺麗なKLの街を早く見たいものです。
レポーター:KLボレボレ隊2号
