アジア学生文化協会日本語コース スピーチコンテスト開催

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

公益財団法人 アジア学生文化協会(以下ABKと表記)主催の日本語スピーチコンテストが文京区本駒込のABK内教室において3月10日(金)午前9時30分から正午過ぎまで開催されました。

このスピーチコンテストは、ABKに所属する学生を対象としており、大多数は、マレーシアをはじめ主にアジアから日本の大学や専門学校を目指す受験生で占めてられています。日本マレーシア倶楽部は、このスピーチコンテストへの支援は有意義なものと捉え、入賞者を対象に例年副賞(Amazonのギフト券)を提供しています。

コロナ禍のため、昨年までの3年間はオンラインによる開催を余儀なくされましたが本年は対面式での開催が実現しました。

日本語スピーチコンテストレポート

コンテストは、J2(初級)J1(中級)と習熟度に応じて2つのグループにクラス分けされており、学習の成果をそれぞれのグループ内で競い合いました。

入賞者の選考は、教員が審査員となり自分の担当するクラス以外の参加者を採点してそれぞれのクラスの上位3位を決定します。このほか、参加学生が自分以外の参加者を採点して決める学生賞(J1クラスとJ2クラスそれぞれ1人)を設定しています。また、ABKの要請に応じて、日本マレーシア倶楽部からも町田博淳理事長、臼井誠一副理事長、清水貴之理事が審査員として参加しました。

今回のコンテスト参加者数は、J2:12名、J1:19名で総勢31名でした。参加者のスピーチのタイトルは、参加者自身が決めて行われますが、「幸せとは」「留学のメリットとデメリット」「人間と機械の未来」「日本へ来てよかった」「ローマは一日にして成らず」など日常生活で感じたこと、自分の夢や体験談、文化の違い、苦労話など多岐にわたった内容のスピーチでした。

スピーチコンテスト結果

スピーチコンテスト各クラスの受賞者名、スピーチタイトルは次の通りです。

◆J2クラス
1位:セイイさん 「幸せとは」
2位:インさん 「笑顔」
3位:フメイラさん 「留学のメリットとデメリット」
学生賞:ダンリー 「留学」

◆J1クラス
1位:ツボタさん 「日本へ来てよかった」
2位:ユーシャンさん 「私のクラス」
3位:ローさん 「アニメと夢の始まり」
学生賞:ジュンさん 「自分の価値」

学生のスピーチを聞いて、昨年の10月に来日して僅か6カ月で高いレベルの会話力を身に着けたことに驚きを隠せませんでした。さらに、オンラインによる授業より対面授業が効果的で日本語会話力の向上に寄与することを実感する事も出来ました。

最後に、このスピーチコンテストの対面開催の実現や学生たちのサポートを行った教職員の方々、事務局の方々、関係者の方々に拍手をお送りしたいと思います。

公益財団法人 アジア学生文化協会概要(ホームページより抜粋)
設立:
1957年9月18日
ミッション:
日本とアジア諸国等の青年学生に対する教育活動、文化活動および学寮における共同生活を通じ、学術、文化及び経済の交流を促進しアジアの親善と世界の平和に貢献することを目的としている。

本協会の関連団体として学校法人ABK学館日本語学校などがある。

入賞者及び白石校長(前列左)と日マ倶楽部参加者
スピーチコンテストのひとコマ
白石校長からJ1クラス1位の表彰を受けるツボタさん
講評を述べるアジア学生文化協会 日本語コース校長 白石勝己氏

関連記事

日本マレーシア倶楽部の特徴

当倶楽部は、 日本とマレーシアの友好親善を推進することを旨として有益な情報やイベントに参加できる機会を提供する個人参加が基本の宗教や信条を問わない不偏不党を基本とした会員一人一人の意志と善意に基づく団体です。
ページ上部へ戻る